一人で遊べばホラー、二人ならアドベンチャー、三人ならトレジャーハント、四人集まれば爆笑コメディ。
公式の説明文からしてふざけているのが、Giant Gamesの「超自然スクワッド」です。
2026年5月の配信ながら、App Storeの評価はすでに2,700件でおよそ4.4。
PCゲーム界隈で流行した「協力ホラー」の楽しさをスマホに持ち込んだ、いま勢いのある一本です。
プレイヤーは怪異調査会社「超自然社」の新入社員として、同僚たちと未知の古代遺跡や心霊スポットへ出張し、お宝の回収と怪異からの生還を目指して奮闘します。
今回は公式画像5枚と一緒に、この怖くて笑えるマルチプレイホラーの魅力と、遊ぶ前に知っておくべき条件をレビューしていきます。

あおの結論:友達と遊べば化ける。ソロは体験版と思うべし
あおスコア
8 / 10
結論から言うと、このゲームの真価は、最大4人で挑むオンラインマルチプレイで初めて発揮されます。
暗闇で悲鳴を上げる友人、逃げ遅れて置き去りにされる誰か、直後に響く笑い声。
ホラーの緊張と緩和を人間関係で増幅する設計で、気の合う仲間と遊んだときの楽しさは今年のスマホゲームでも上位です。
逆にソロプレイは「普通のホラー探索」に落ち着くので、友達を誘えるかどうかで買い(無料ですが)が決まります。
👻 「超自然社」という世界観のセンス
プレイヤーが所属するのは、怪異の調査やお宝の回収を請け負う「超自然社」なる会社です。
ゲーム開始時に渡されるのが新入社員研修マニュアルで、「ここではサボり厳禁」などと書かれた職場サバイバルガイドに沿って怪異の現場へ出勤していく。
ホラーを会社の業務にしてしまう発想が、本作のコメディ路線を象徴しています。
このふざけた会社設定のおかげで、怖さが深刻になりすぎません。怪異に襲われても「労災では?」と笑いに変えられる余白がある。
ガチホラーが苦手な人でも遊べる絶妙な温度は、この世界観の発明によるところが大きいです。

🔦 遊びの流れ。探索、回収、そして逃走
1回のミッションの流れは、現場に乗り込み、散らばる手掛かりやお宝をかき集め、怪異の妨害をかわしながら生きて帰還する、というものです。
出張先のマップは古代遺跡から心霊スポットまで多彩に用意されていて、それぞれ潜んでいる怪異の性質も異なります。
どこまで欲張って探索するか、どこで引き上げるか。このリスクとリターンの判断が、協力プレイの議論の種になります。
怪異に見つかってしまったときの逃走劇が本作のハイライトで、仲間との決死の連携(あるいは容赦ない裏切り)が悲鳴と爆笑を生みます。
1回のミッションは短めにまとまっているので、「もう1回だけ」が延々続くのは覚悟してください。

🎤 ボイスチャットの魔力
本作の面白さのエンジンは、間違いなくボイスチャットです。
暗闇の中で味方の声だけが頼りになる状況は、それだけで臨場感が跳ね上がりますし、不意打ちを食らった誰かの悲鳴が、次の瞬間そのまま笑いに変わる。
ホラー映画とバラエティ番組のちょうど中間のような、騒がしい時間が流れます。
知らない人とのランダムマッチングでも遊べますが、このゲームの真価はやはり気心の知れた身内での騒ぎにあります。
昔、友達の家に集まってホラーゲームを回し遊びした、あの空気の現代版。
スマホだけで完結するので、集まる必要すらないのが今風です。

🧩 装備と役割分担の考えどころ
ミッションに持ち込む装備の選択にも、協力ゲームらしい考えどころがあります。
明かりを担当する者、記録を担当する者、いざというときの逃げ足を確保する者。
手持ちの枠が限られているからこそ、誰が何を持つかの相談が自然に生まれ、この作戦会議の時間もまた楽しいのです。
ミッションの報酬で装備や外見を少しずつ強化していく成長要素もあり、出張の回数を重ねるほど挑める現場の幅が広がっていきます。
ただし強さのゲームというより、あくまで「現場でどう動くか」のゲームなので、後から始めた友達ともすぐ一緒に遊べるのは良い設計です。
📅 どんなペースで遊ぶゲームか
常設の日課に追われるタイプではなく、「集まれる夜に遊ぶ」パーティーゲーム型の付き合い方が向いています。
週末の夜に1〜2時間だけ、友達と時間を約束して集まる。
飲み会の代わりの選択肢としても機能する遊びで、この距離感なら生活も侵食されません。
期間限定イベントや新マップの追加が定期的に来るので、久しぶりに集まるたびに新しい現場が待っている、という新鮮さもきちんと保たれています。
ソーシャルゲームというより、現代版のボードゲーム会に近い存在です。
💰 課金まわりと動作
基本プレイ無料で、課金はキャラクターの外見カスタマイズやアイテムまわりが中心です。
マルチプレイの勝敗に直結する重い課金はなく、身内で遊ぶ分には無課金で全く問題ありません。
配信直後から更新が頻繁で、マップやコンテンツの追加も活発です。
動作は概ね安定していますが、マルチプレイゲームの宿命として回線状況の影響は受けます。Wi-Fi環境でのプレイが快適です。
端末負荷は中程度で、ミドルレンジのスマホでも遊べる範囲に収まっています。

正直に言うと、気になった点
第一に、繰り返しになりますが、一人で遊んだときのソロプレイの物足りなさです。
一人でも遊べる設計ではあるものの、笑いの増幅装置がない分、普通の探索ホラーになってしまう。
ソロ専の人はスコアから2点引いて考えてください。
第二に、身内で遊ぶには全員がアプリをダウンロードして、遊ぶ時間を合わせる必要があり、この「人を集めるコスト」がこのゲーム最大のハードルです。
また、翻訳の日本語には時々怪しい箇所があります。
コメディ路線なので多少の変な日本語はむしろ笑いになっていますが、気になる人は気になるかもしれません。
こんな人におすすめ
- 友達とボイスチャットで騒ぎながら遊ぶゲームを探している人
- ホラーは好きだけど、ガチで怖いのは苦手という人
- PCの協力ホラーの流行をスマホで追体験したい人
- ソロ専の人は期待値を下げて(本文参照)
まとめ:悲鳴と爆笑は、いちばん近い感情
超自然スクワッドは、「怖い」と「笑える」が紙一重の感情であることを、マルチプレイの化学反応で証明してくるゲームです。
配信数ヶ月で4.4という評価は、あの騒がしくも幸せな時間を体験した人たちの声でしょう。
基本無料ですから、まずは気の合う悪友を2〜3人誘って、揃って超自然社の面接を受けてみてください。
入社初日の最初の出張から、たぶん誰かが悲鳴を上げて、全員が笑うことになります。