ホロウに入ってはならない。
そんな不穏な警告から始まるのが、原神のHoYoverseが放つ都市アクションRPG「ゼンレスゾーンゼロ」です。
2024年7月の配信で、App Storeのレビューは26,000件超、評価はおよそ4.3。
謎の超自然災害ホロウに見舞われた近未来都市・新エリー都を舞台に、スタイリッシュの限りを尽くした一本です。
配信から2年を経てアニバーサリーを冠した今も、アップデートのたびに話題を作り続けている現役バリバリの大作。
今回は公式画像5枚と一緒に、このおしゃれで骨太なアクションの魅力と、遊ぶ前に覚悟しておきたい点を正直にレビューしていきます。

あおの結論:スマホアクションの最高峰クラス、ただし重い
あおスコア
8 / 10
結論から言うと、本作はスマホで遊べるアクションとして最高峰クラスの完成度です。
キャラを切り替えながら繋ぐコンボの爽快感、パリィと回避の気持ちよさ、そして画面の隅々まで行き渡ったセンス。
HoYoverseの財力と技術力が正しく暴力になっています。唯一の警告は、約4GBという容量と端末負荷。
新しめの端末でないと、この美しさは満喫できません。
⚡ 戦闘は「繋ぐ」快感のかたまり
戦闘は3人チームを切り替えながら戦うリアルタイムアクションです。
敵の体勢を崩した瞬間に仲間へ繋ぐ連携スキル、紙一重のタイミングで発動する極限回避と支援攻撃。
操作はシンプルなのに、決まったときの画面の気持ちよさは格闘ゲームの必殺コンボ級です。
アクションが苦手な人向けの支援機能も用意されているので、腕前で門前払いされることはありません。
うまくなるほど画面が華やかになる、成長の実感が濃いアクションです。

🌆 新エリー都という「雰囲気の暴力」
本作の個性は、戦闘そのものと同じくらい、都市の空気にあります。レトロなレコード店にラーメン屋、ビデオ屋にゲームセンター。
どこか懐かしくて新しい新エリー都の街並みを歩き、住人と関わり、プロキシとして依頼をこなす日常パートは、ゲームというより上質なアニメの中で暮らす感覚です。
BGMはジャンルを横断するセンスの塊で、街歩きの時間すら退屈させません。
この「雰囲気ごと好きにさせる」力は、数あるスマホゲームでも頭ひとつ抜けています。

👥 エージェントたちの個性と物語
プレイアブルのエージェントたちは、ケモノ、メイド、アイドル、刑事と、属性の振り幅が広く、それぞれの所属組織ごとに物語の色も変わります。
キャラクターの掛け合いはコミカルで、シリアスな本筋との緩急も巧み。
差し込まれるムービーとアニメ演出の物量は、さすが大手の一言です。
推しエージェントを見つけて操作の手に馴染ませていく過程は、アクションゲームならではの愛着の育ち方をします。
見た目で選んだキャラが手に馴染む瞬間は、なかなか幸せです。

⏱ 1日の付き合い方
日課はスタミナ消化と依頼の処理で15〜20分ほど。オート寄りの要素は少なめで、戦闘は自分の手で遊ぶゲームです。
そのぶん、日課すら作業になりにくいのが本作の良いところ。平日は日課だけ、週末にストーリーと探索をまとめて進める。
そんな遊び方が心地よいリズムです。
アニバーサリーを越えてコンテンツは潤沢にあり、今から始めても追いかける物語と遊びには困りません。
復刻や配布も手厚い時期なので、始めどきとしては悪くありません。

🔰 序盤の進め方
始めたら、まずはメインストーリーを進めて操作と世界に慣れましょう。序盤は難易度が穏やかで、チュートリアルも丁寧です。
育成はメインで使う3人に絞って資源を集中させるのが基本です。
ガチャは天井システムがあるので、欲しいエージェントの登場に合わせて石を貯めておくのが定石。
配布キャラでも本編は十分に楽しめるので、焦って引く必要はありません。
🎬 演出とセンスの話をさせてほしい
本作を語るうえで避けて通れないのが、UIからロード画面、街の看板の隅々にまで行き渡ったアートセンスです。
メニューを開く動作ひとつ、画面の切り替えひとつがいちいち格好よく、操作しているだけで気分が上がります。
ゲームのUIで気分が上がる体験は、そうそうあるものではありません。
戦闘中のカメラワークやフィニッシュの決め絵も、アニメの名場面を自分の手で作っている感覚に近い快感があります。
スクリーンショットのフォルダが勝手に増えていくタイプのゲームです。
🕹 やり込みの器も深い
メインストーリーのほかに、ローグライク風の探索、高難度の討伐、期間限定イベントと、遊びの器は大作らしい厚みがあります。
特に高難度コンテンツは、キャラ性能だけでなくプレイヤーの腕前がきちんと問われる調整で、アクション好きの長期的な居場所になっています。
一方で、それらをすべて追う義務はなく、物語と雰囲気だけを楽しむライトな遊び方も許容されています。
この懐の広さも大作の余裕です。
💰 課金の現実
基本無料で、課金はエージェントと武器にあたる音動機のガチャが中心です。
HoYoverse作品の通例通り、無課金でも物語と大半のコンテンツは楽しめて、課金は推しへの投資という位置付け。
月額系のパックから入るのが最も効率的です。
高難度コンテンツを極めるなら育成の要求は上がりますが、対人要素がないため、他人と比べて焦らされる構造ではありません。
自分のペースで強くなれます。
正直に言うと、気になった点
第一に、繰り返しになりますが端末要求の高さです。
容量は約4GB、戦闘中の負荷も大きく、古い端末では画質と発熱に悩まされます。
第二に、日常パートの会話や移動のテンポが、人によっては「早く戦わせてくれ」と感じるかもしれません。
雰囲気を味わう作品なので、ここは相性です。
また、評価4.3という数字はアップデートごとの調整への賛否も含んだもので、体験の質そのものは数字以上だと私は思います。
こんな人におすすめ
- 爽快なアクションをスマホで本気で遊びたい人
- スタイリッシュな都市と音楽の雰囲気に浸りたい人
- 原神やスターレイルなどHoYoverse作品と相性が良かった人
- アクションが苦手でも演出のかっこよさを味わいたい人(救済も充実)
まとめ:ようこそ、新エリー都へ
ゼンレスゾーンゼロは、アクションの快感と都市の雰囲気を最高級の質感でまとめた、スマホゲームの到達点のひとつです。
スマホでここまで遊べてしまうと、据え置きゲーム機の立場を本気で心配したくなるほどです。
端末の空き容量と充電の準備だけしっかり整えて、ホロウの災厄と洒落た日常が同居する新エリー都に、ぜひ一度足を踏み入れてみてください。
グッドラック。