どうも、あおです。今回は「アサルトリリィ Last Bullet(ラスバレ)」を検証します。巨大な敵「ヒュージ」と戦う武装少女「リリィ」たちを描く、アサルトリリィプロジェクトのゲーム版です。App Store評価は4.61(レビュー5.5万件)。2021年リリースの6年目です。
アニメや舞台、ドールまでを横断する大型メディアミックスの中核として走り続けるこの作品ですが、ゲーム単体としての実力は果たしてどうなのか。先入観を置いて、じっくり検証してきました。あおスコアは8/10です。

どんなゲーム? リリィたちを編成して戦うコマンドRPG
プレイヤーは学園の教官となり、リリィたちを編成してヒュージとの戦闘に挑みます。戦闘はスキルを選んで戦うコマンドバトル形式で、強力なレアスキルの発動タイミングと、キャラクター同士の連携の組み合わせが攻略の鍵になります。オートと倍速も完備されていて、周回の負担は軽めに作られています。
ゲーム部分は堅実な作りですが、本作の心臓は戦闘そのものよりも、リリィたちの関係性と物語のほうにあると断言できます。

「シュッツエンゲル」という関係性の文化
アサルトリリィの世界には、リリィ同士が守り守られる契りを結ぶ「シュッツエンゲル」という独特の制度があります。先輩と後輩、守る者と守られる者。この関係性の網目が物語の中心に据えられていて、少女たちの絆と葛藤が丁寧に描かれていきます。
キャラクターの数は膨大ながら、それぞれの学園と部隊(レギオン)ごとに空気があり、推しの物語を掘るほど世界が立体になっていく。関係性を読むゲームとして、かなり上等な部類です。

評価4.61の中身を読む
レビューを読み込むと、高評価の中心は「キャラと物語が良い」「石の配布が太っ腹」「周回が楽」という声。低評価側は「ガチャの闇鍋化」「イベントの複雑さ」「戦闘の単調さ」に集まっています。
特に石の配布の手厚さは界隈で有名で、「無課金でも天井が見える」という声が多く並ぶのは、この規模のタイトルとしては貴重な美点です。

課金まわりを冷静に見る
課金はガチャ用の石の購入が中心です。前述の通り配布はかなり手厚く、周年や記念イベントのたびにまとまった石が配られるので、無課金でも推しの獲得を定期的に狙えるサイクルが回っています。ただしキャラクターと専用装備を重ねて完全体を目指すなら、相応の投資が必要になります。
「推し1人を確実に迎える」遊び方なら、お財布への優しさはソシャゲでも上位クラスです。

気になる点も正直に
不満点も正直に書いておきます。第一に、戦闘はスキル選択の繰り返しが基本で、ゲーム性の起伏は控えめなこと。第二に、ガチャの種類やアイテムの体系がかなり複雑で、序盤は覚えることが多いこと。第三に、キャラクターの数が多いぶん、推し以外への育成リソースの配分がいつも悩ましいことです。
アクション性や戦略の深さを求めるゲームではなく、キャラクターと物語を愛でる装置として割り切るのが正しい距離感です。
序盤の指針
これから始める人への指針です。まずはメインストーリーを進めながら、ログインとイベントで石をコツコツ貯めるのが基本になります。ガチャは記念系の強力なピックアップが来るまで温存するのが定石です。育成は主力の一部隊に集中して、序盤から手を広げすぎないのが快適さのコツです。
そして推しのリリィを見つけたら、必ずそのキャラクターの個別エピソードを読んでください。ラスバレというゲームの本体は、そこにあります。
9つの学園という群像の器
リリィたちは複数の学園(ガーデン)に所属していて、学園ごとに校風も戦い方の思想もまるで違います。エリート校の誇り、地方校の結束、実験部隊の影。学園同士の関係が物語に厚みを与えていて、自分の推し学園ができると、その視点から世界全体が見えてくる仕掛けです。
箱推し、学園推し、レギオン推し。推し方の単位を自分で選べる懐の広さは、キャラクターゲームとして理想的な設計だと思います。
楽曲とボイスの物量
キャラクターソングやユニット曲の供給も活発で、戦闘BGMからイベントの主題歌に至るまで、音楽面への投資がしっかりしています。ボイスも主要な場面はきちんと収録されていて、掛け合いの空気感がキャラクター同士の関係性の解像度をぐっと上げてくれます。声優のファンから作品世界に入ってくる人が多いのも、この作品らしい導線です。
イベントの物語供給ペース
月替わりのイベントごとに新しい物語が書き下ろされるので、6年分のイベントストーリーの蓄積は膨大です。日常の緩い話から、戦いの重い話、学園の垣根を越えた組み合わせの話まで、供給の幅も広い。過去のイベント物語は後からでも読める導線があるので、推しができてから遡る楽しみも残されています。
この供給ペースを6年間守り続けている体力こそが、ファンが安心して長く付き合える最大の理由だと思います。
1日の遊び方と生活への収まり
デイリーの消化は10分ほどで、オートと倍速のおかげで負担は軽めです。イベントの走破もスキップ機能で時短ができて、物語を読む時間を除けば拘束は緩やかです。推しの供給を受け取りに毎日学園へ通う、という生活リズムに自然に馴染んでいきます。
メディアミックスの中核として
最後に少し大きな話を。アサルトリリィは、アニメ、舞台、ドール、ゲームが同じ世界を共有する野心的なプロジェクトで、本作はその物語の最前線を担っています。舞台で演じられたキャラクターがゲームに実装され、ゲームの物語が舞台に繋がる。この横断的な体験は、他ではなかなか味わえません。
ゲームから入って舞台の映像作品に手を伸ばすと、キャラクターの解像度がさらに一段上がります。沼の入り口としても出口としても、実に良い扉です。
端末負荷とプレイ環境
3Dモデルで描かれる戦闘ですが動作は安定していて、ミドル端末でも快適に遊べます。オート周回が中心なら電池への負荷も穏やかです。6年分のデータ容量は積み重なってきているので、導入はWi-Fi環境が無難です。
こんな人におすすめ
- キャラクターと関係性の物語が好きな人
- 配布の手厚いゲームを求める人
- アサルトリリィ作品群のファン
- 戦闘の刺激を最重視する人には不向き
まとめ:少女たちの絆を、6年守り続ける学園
ラスバレは、武装少女たちの関係性という作品の魂を、手厚い配布と丁寧な物語運びとで6年間守り続けてきたRPGでした。評価4.61という数字は、運営とファンとの間に積み上がった信頼関係が、そのまま刻まれたものだと思います。
あおスコアは8/10です。戦闘の単調さで減点しつつも、キャラクターゲームとしての誠実さは高く評価します。少女たちの守り守られる学園を、一度覗いてみてはいかがでしょう。