どうも、あおです。今回は「ドゥームズデイ:オデュッセウスの帰還」を検証します。
ロードモバイルで知られるIGGが手がけるゾンビサバイバル戦略ゲームで、2021年リリース。
App Store評価は4.34(レビュー3.3万件)。海外SLGの激戦区で5年生き残っている中堅の実力派です。
先日検証したAge of Originsと同じ終末サバイバルのジャンルですが、こちらの持ち味は「リアルタイムの操作感」にあります。
同ジャンル内での立ち位置の違いを軸に、じっくり検証してきました。あおスコアは7/10です。

どんなゲーム? 隊を直接動かすゾンビSLG
本作の骨格はシェルター建設×英雄収集×対人戦の終末SLGですが、最大の特徴は出撃した部隊をリアルタイムで直接操作できることです。
マップ上でヒーローの部隊を動かし、ゾンビの群れを避けるか殲滅するかをその場で判断する。
定点で殴り合う従来型SLGより、RTS(リアルタイム戦略)の血が濃い設計です。
霧に包まれたマップを少しずつ探索して物資と生存者を回収する冒険パートも手触りが良く、「操作している実感」がジャンル平均よりはっきりあります。

探索の楽しさという個性
本作を続けたくなる推進力は、マップ探索です。
霧の向こうに何があるか分からない緊張感、廃墟で生存者を見つけて仲間に迎える小さな物語、資源ポイントを巡る他プレイヤーとの駆け引き。
ゾンビ終末物の「世界を切り拓く」楽しさが、日課の中にきちんと組み込まれています。
グラフィックも見下ろし型としては細部まで描き込まれていて、夜間のシェルターの灯りや群れの蠢きなど、雰囲気作りは丁寧です。

評価4.34の中身を読む
レビューを読み込むと、高評価の中心は「操作できるSLGは新鮮」「探索が楽しい」「ソロでも遊びやすい」という声。
低評価側は「シールドなしだと襲撃される」「課金格差」「イベントの複雑さ」という、ジャンル定番の不満に集中しています。
同系SLGと比べてソロ寄りの遊び方への許容度が高く、「対人が怖くて終末SLGを避けてきた人」の入門先として名前が挙がることが多いのも、この評価を支えている要素です。

課金まわりを冷静に見る
課金は建設時短・英雄ガチャ・各種パックの標準セットです。対人ランキング上位は課金勢の世界という構図は本作も同じ。
ただし探索・建設・ストーリーといったPvE部分の比重が大きいため、無課金でも「やることがなくなる」までの距離は長めです。
サーバー対抗戦に本気で参加するなら財布と相談、ソロ探索メインならマイペースで十分。
遊び方の宣言を最初にしておくのが、終末SLGとの正しい付き合い方です。

気になる点も正直に
不満点も書いておきます。第一に、リアルタイム操作が売りとはいえ、育成が進むとオート任せの場面が増えて個性が薄まること。
第二に、イベントと通貨の種類が多く、中盤以降の画面はかなり賑やかなこと。
第三に、シールド管理を怠ると留守中に襲撃される、ジャンル共通の緊張感があることです。
「寝る前に戸締まりのようにシールドを張る」のが日課になる生活を、面白がれるか煩わしがるか。
ここがこのジャンルを続けられるかどうかの分かれ目です。
序盤の指針
これから始める人への指針です。
序盤はメインクエストに従ってシェルターを拡張し、探索で生存者を集めて施設に配置するのが最優先。
英雄は配布される主力を軸に、戦闘・採集の役割分担を意識して育てます。
初心者保護期間のうちに、活発な同盟に入っておくのも定石です。
そして繰り返しになりますが、シールドの張り方だけは何よりも最初に覚えてください。
これを知らないまま資源を溜め込むと、ある朝ログインした瞬間に、焼け落ちたシェルターとすべてを失った自分に出会うことになります。
1日の遊び方と生活への収まり
日課は資源回収・建設・探索で20〜30分ほどに収まります。
リアルタイム操作の楽しさをしっかり味わうなら、探索に集中できるまとまった時間があるとより充実するでしょう。
同盟イベントの開催時間帯だけは拘束が発生するので、そこへの参加度合いは自分の生活リズムと相談しながら決めるのが健全です。
Age of Originsとの選び分け
同じ終末SLGとして、先日検証したAge of Originsとの選び分けを整理しておきます。
クラシックな内政と築城の重厚感ならAge of Origins、部隊操作と探索の冒険感ならドゥームズデイ。
前者は「城主の遊び」、後者は「隊長の遊び」と言い換えてもいいでしょう。
自分で操作している実感が欲しい人や、探索でマップの霧が開けていく快感が好きな人には、間違いなく本作の方が刺さるはずです。
生存者集めというコレクション
本作の隠れた中毒要素が、生存者集めです。
探索先で出会う生存者たちにはそれぞれ顔と特技があり、シェルターの施設に配置すると生産効率が上がる。
避難所に人が増えて、灯りが増えて、賑わいが戻っていく過程は、終末世界の再建ものとして純粋に気持ちのいい景色です。
「今日はあと1人だけ探しに行くか」という小さな欲が、就寝時間の天敵になります。くれぐれもご注意を。
同盟の温度感
同盟(ギルド)は本作でも重要ですが、体感としては強制力が緩めで、挨拶と支援ボタンだけの幽霊部員でも居場所があります。
サーバー対抗の大規模戦は参加したい人だけの祭りという空気で、同盟未加入のソロ勢もそれなりに見かけました。
対人圧の低さは、終末SLGの中では貴重な美点です。
もちろん本気の同盟に入れば戦争の熱も味わえるので、自分の温度に合う場所を選べる幅の広さ、と言い換えてもいいでしょう。
端末負荷とプレイ環境
グラフィックの描き込みが細かいぶん、端末負荷は中〜高め。ミドル端末では設定調整を推奨します。
リアルタイム操作が売りのゲームなので、対人イベント時は安定した回線が望ましいところ。
データ容量も大きめなので、導入はWi-Fiで。
こんな人におすすめ
- 操作の実感がある戦略ゲームを探している人
- マップ探索と開拓の快感が好きな人
- ソロ寄りに終末SLGを遊びたい人
- シールド管理の緊張感を楽しめる人
まとめ:終末SLGに「操作の楽しさ」を持ち込んだ中堅
ドゥームズデイは、ともすれば数字の管理作業になりがちな終末SLGというジャンルへ、リアルタイム操作と探索の楽しさを堂々と持ち込んだ、個性派の中堅でした。
評価4.34という数字は、その遊び心地への確かな支持と、ジャンル共通の課金格差への不満とが混ざり合った結果だと思います。
あおスコアは7/10です。
終末SLGを「眺めるゲーム」ではなく「自分の手で動かすゲーム」として遊びたいなら、まず本作から試すのがおすすめです。
霧の向こうへ踏み出す探索には、想像よりもずっと濃い冒険の匂いがしますよ。